2017カルチャー教室「養老孟司と学ぶ”森里海連環学”」(敬称略)
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5月14日(日) (1)田原 博「小鳥と語ろう」(雨天決行・現地集合)
(前・益田中学校校長)
日時  2017年5月14日(日)5:30集合
場所  島根県津和野町左鐙の京村牧場事務所前集合
6月26日(木) (2)田中克「高津川河口の大ハマグリの存在を検証」(雨天決行)
(京都大学名誉教授/竹内典之と共に「森里海連環学」を創設した)
ゲスト研究者 佐々木隆志(NPO法人「アンダンテ21」所属)
日時  2017年6月26日(木)13:00集合
場所  安野会計事務所 島根県益田市高津1-1-1
7月30日(日) (3)柴田昌三「竹を生かして、生きる、生き方」(座学)
(京都大学大学院「地球環境学堂」教授)
日時  7月30日(日)11:00集合
場所  島根県吉賀町柿木村「公民館」
9月3日(日) (4)「尾池和夫と養老孟司が高津川の“河川争奪”を検証」(雨天決行・集合)
尾池和夫(京都造形芸術大学学長/元・京都大学総長/地震学者)
養老孟司(東京大学名誉教授)
ゲスト研究者 渡辺勝美
日時  2017年9月3日(日)9:00~13:30
場所  島根県吉賀町柿木村公民館 大集会室  座学のあと現地
10月15日(日) (5)モンベルアウトドアチャレンジ(M.O.C.)協力
「高津川をカヌーで下る!初心者講座」 (雨天決行・現地集合)
日時  2016年10月15日(日)9:00集合
集合場所:島根県高津川・津和野町日原「道の駅」”清流館”
カヌーレンタルは無料ですが、保険料や「M.O.C.」の指導料は実費が必要です。
11月26日(日) (6)山極壽一「ゴリラは、人間に何を教えるか」(座学)(京都大学総長)
日時  2016年11月26日(日)
集合場所:  
日時未定 (7)藻谷浩介VS竹内典之+久保睦夫(座学)
「高津川の森をつくり直す“自然エネルギー”をどう構えられるか」
藻谷浩介(日本総合研究所 主席研究員)
竹内典之(京都大学名誉教授・森林管理学)
久保睦夫(津和野町 農林課長)
日時  未定
集合場所:  未定
当委員会の目的

私たち「日本に健全な森をつくり直す委員会」は、2008年に養老孟司を委員長、C.W.ニコルを副委員長に設立し、 2009年に私共が政府に提出した提言書「石油に頼らず、森に生かされる日本になるために」が採用されて、 農林水産省が「森林・林業再生プラン」をつくられるに至る動きをつくってまいりました。
東日本大震災後は、「再生可能エネルギー」なかでも「木質バイオマスエネルギー」を多用するのは良いことだが、 列島の森がそれによって過伐となってしまわないよう、あらかじめ「日本列島の森のグランドデザイン」をつくり、 人工林の賢い使い方や、天然林の保存をしっかり考えられるわが国となるようにと、第二次提言書に書き込みました。
このような提言活動は、今後も続けてゆきます。併せて、次なる時代の「森の市民」を育ててゆくことも各地で展開します。
 
活動
当委員会ではカルチャー教室、講演会を開催しています。
どなたでも、気軽に参加いただけます。それを機会に、「日本の森の問題点」をご一緒に考えていきましょう!
参加希望の方は、各開催地ごとの詳細情報をご覧ください。また、賛助会員も募集しています。

2013年10月、島根県西部の津和野町でNPO法人格を取得し、事務所も構えました。

津和野町を含む高津川の現状を私たちは次のように分析しています。

1.森林率は89%と極めて高い。
2.スギ、ヒノキの拡大造林が全国に比べて10年遅かったので、25~40年生の林分が多く、今が間伐を入れる適期である。
3.森林の総成長の2割が利用されているにすぎず、製材用原木の3分の1から半数近くを、県内外からの移入に頼っている。
4.林内路網密度は、1ヘクタール当たり2.5メートルで、島根県全体の3.3メートルを下回る。
その島根県は路網密度が全国47都道府県のうち44位にすぎない。
5.路網密度が低いため、”大面積皆伐”を行うことが多く、水土保全や生物多様性の視点から危惧される。
6.「高津川の”清流・日本一”が今後も維持していけるのか」が、流域の森林が”使いごろ”になっている今、この地の森林・林業に問われている。

そのため私たちは、「”I・Uターン者を林業に向かわせるモデルづくり”を、日本の中でも特に島根県は高津川で進めるべきである」と考えました。
その理由(わけ)は、島根県が、他見は持たない以下のものを持っているからです。

1つ目は、大田市にある県立農林大学校の「有機農業コース」。
2つ目は、飯南町にある「中山間地域研究センター」。
3つ目は、「定住のために”半農半X(農業をやりながら、もう一つ他のものにも取り組むこと)政策」を使われる賢明な知事。

89%という高い森林率の森が間伐の適期の高津川流域には、森を”お手入れする”若い男女のI・Uターンが望まれています。
それは日本列島全体も同様ですが、中でも「水質日本一」の称号を6度も取った高津川流域には 「日本のモデルとなる資格も、権利も、義務もあると、我々は考えたのです。
 

「森仕事(もりしごと)」が充分にあることを、小・中・高校生やI・Uターンに知らせるための教育プロジェクト」

国土交通省の”清流日本一”を8年前の調査開始以来6度も獲得している島根県高津川流域で2005年から、 ”森里海連環学”を広めるため、「自然に学ぶ―”森里海連環学”カルチャー教室を続けてきました。
”森里海連環学”は、2003年に京都大学で森の研究者と海の研究者が提唱したもので、 「20世紀には人間だけが猛スピードで森と川と海のつらなりやつながりを壊してきたが、 それを21世紀も続けてはいけないのでは?」という学問です。
この学問を本流にダムのない高津川で広め、流域住民に、豊かな森林資源の価値と、 森が高津川の水質を支えていることの再認識・再発見を促すための活動を行っています。
その一貫として、「“森仕事(もりしごと)”が充分にあることを、 小・中・高校生やI・Uターンに知らせるための教育プロジェクト」もこの地で2014年から始めました。
 

「世界遺産平泉から始める、里山を、地域みんなで再生してゆくプロジェクト」

2014年より当委員会は、 亡き委員の立松和平が林野庁と提唱していた「古事(こじ)の森づくり(文化財の修改築に備える森づくり)」を継承・発展させ、 全国の「寺院」「神社」等の周辺において、
①多様性豊かな寺・社有林づくり
②次代の寺・社改築のための用材育て
③地域の生産林づくりを、仏教系大学である大正大学校友会関係寺院の寺領林とその周辺から拡げてゆくことを決め、 まずはじめに「世界文化遺産」として登録されている、岩手県中尊寺関係林をモデル地として動き出すことを、決定し、行動しています。